お子さんが物をよくなくしたり、忘れ物が多いと、親御さんは心配になりますよね
特に、注意欠如・多動症(ADHD)の特性を持つ子どもは、これらの問題は日常的に発生しがちです
本人のやる気がないわけではなく、どうしてもうっかりしてしまうということも多々あります
そのような場合は、適切な対応策をとり、少しずつ改善する手助けをしていきましょう!
今回は、発達障がいの特性である、ものをなくすことへの対策をご紹介します
発達障がいの子どもがものをなくす理由
先ほど記述した、ADHDの特性には不注意・多動性・衝動性の3つがあります
不注意の特性によってものをなくしてしまいます
一般の子どもの場合でもものをなくしたり、忘れたりすることがありますが、
発達障がいの子どもの場合は日常に支障が出ることもあります
不注意とともに多動性や衝動性の症状が出ている子どもは、早い段階で
ADHDと診断されることが多いのですが、不注意の特性のみ発現している子どもでは
診断に遅れが生じやすいといわれています
ものをなくしたり、忘れものをしたりする子だと思っていたら発達障がいだった
ということがよくあるのです
不注意・多動性・衝動性の3つの特性は子どもの成長につれて改善されていくこもありますが、
大人になっても特性が残る場合もあります
子どもが自立できるように、ものをなくさないための対策をしておくことが大切です
発達障がいの子どもがものをなくすのを改善する方法
発達障がいの子どもがものをなくすのを減らすためには、
ものの置き場所を決めておくのがおすすめです
不注意の特性を持つ発達障がいの子どもはものをなくしたり、忘れたりすることが多く、
整理整頓も苦手です
部屋はいつも散らかった状態で、片付をしようとしても途中で飽きてやめてしまいます
さらに、なくしたものを探すときには部屋中をひっくり返して探すので、
ものは一向に見つかりません
ものをしまう場所を最初に決めて所定の位置に直す習慣をつけることができれば、
ものがなくなる頻度を減らすことができます
ものをなくすことを完全に防ぐことはできない
発達障がいの子どもにものをなくすのをやめさせようと厳しく注意したり、
叱ったりすることは逆効果です
発達障がいの子どもは意図的にものをなくそうとしているわけではありません
親に注意されたから気をつけようとしていても、その特性上ものをなくしやすい傾向があります
ものをなくすことを完全にやめさせようと、注意が増えると子どもは自信をなくしてしまいます
子どもはものをなくす自分にいらだちを感じ、自分自身を責めてしまうこともあります
子どもの注意や努力が足りないと叱るのではなく、
ものをなくす回数をへらせるように工夫してあげることが大切です
まとめ
発達障がいの子どもはその特性上ものを頻繁になくしてしまうことをお分かりいただけましたか?
特に共有で使うものや大切なものが頻繁にものがなくなると、困りますよね
どうすると、ものがなくなる回数を減らせるかという視点で工夫をすると、
少しずつ改善していくと思います
お子さんの特性への理解を深めたい、特性へのアプローチ方法を見つけたいという方は、
ばらの公式LINEよりご相談ください
それではまた、お会いしましょう!
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