試し行動とは?

子どもが試し行動をする心理や要因・対応方法解説!

こんにちは
お子様の言動で「わざと困らせてる?」と感じることはありませんか?

その言動の正体は試し行動の可能性があります!

子どもの試し行動は、
わざと周囲の大人たちを困らせるような言動をとり
反応をうかがう行為のことです

試し行動への対応は、
行動のうらに隠れた子どもの心理を理解し、
正しく対応することが大切です!

  • なぜ、子どもは試し行動をとるのか知りたい!
  • 子どもの気持ちをもっと理解したい!
  • 試し行動への正しい対応方法を知りたい!

そんな方に必見です!ぜひ、最後までお読みください

試し行動とは?

試し行動とは、
子どもが自分自身の限界を試すために行う、
挑戦的な言葉遣いや問題行動を指します

子どもが意図的にルールを破ったり、
反抗的な態度を示したりするケースは珍しくありません

善悪の区別がつかないのではなく、どこまで許容してくれるのか、
自分の行動がどの程度受け入れられるのかを知るために行います

試し行動は、
子どもたちの成長や発達、自立にとって重要な過程です

自分の存在を確認して、
人間関係や環境への適応力を身につけるために必要な行為です

しかし、試し行動が過剰になると、
周囲の人に悪影響を与えるケースがあります

そういうケースでは適切な対応が必要です

行動を理解し的確に対処することで、
子どもと良好な関係を築きやすくなり、
成長をサポートすることができます!

どのような試し行動をするかは、
子どもの性格や気質によっても異なります

下記は、よく見られる試し行動です

  • 故意におもちゃを投げたり壊したりする
  • 家具や壁への落書きを注意されても続ける
  • 意図的に嘘をつく
  • 話しかけられてもわざと無視する
  • わざと指示と異なる言動をする
  • 兄弟や友だちに対して意地悪な行為を行う
  • 静かにすべき場面と分かっていながら、
  • 大きな声で騒ぐ
  • 年齢や状況に応じずに過度に甘える
  • 特別な理由や主張もなく、
  • ひたすら周囲の言葉を否定する
  • 食べ物や飲み物をわざとこぼしたり吐き出したりする
  • 大人や友だちに暴力的な行為をする

試し行動をする要因

試し行動は、子どもが自分の行動に対する大人の反応や
自分と他者との関係性を探る行動です

子どもは試し行動を通して、
自分が受け入れられる範囲や大人の対応を確認します

試し行動とイヤイヤ期や反抗期は、
似た言動をとることが多く見分けがつきにくいです

しかし、下記の特徴が見られれば試し行動である可能性が高いです!

  • 前にも叱られたことを何度も繰り返す
  • 悪いことだと分かっているにもかかわらず、わざとルールを破る
  • 大人の顔色を確かめながら反抗する

ここからは、子どもが試し行動をする要因を3つ解説します

愛情を確認したい

子どもは、親や保育士が、
自分をどのくらい愛してくれているか、
自分のことを嫌いにならないか

知りたいと感じることがあります

どのような子どもでも愛情を確認したいと、感じる可能性があり
家庭での、教育の問題や愛着障害などがある子が行うとは限りません!

例えば、
弟や妹が生まれたり仕事で遅くなる日が増えたりして、
以前よりかまってもらう機会が少なくなった場合

愛情を実感する時間が減ったことで不安になり
愛情そのものが減ったわけではない

自信を取り戻すため、試し行動をとるあります

環境に変化があり不安を感じている

環境変化は、大人でも不安を感じる人が多いのではないでしょうか?

子どもの心にとっても、大きな負担となるケースが少なくありません!

子どもが新しい状況や環境の変化に、うまく順応できないと
不安を払拭するために試し行動を行うことがあります

知らない人を試したい

子どもは新しい人との関わりにおいて、
相手がこまでなら自分を受け止めてくれるのか
またどのような境界線があるのかを把握しようとします

例えば、
初めての保育園や学校で、
新しい先生や友だちと出会って日が浅いときなどが代表的です

子どもは自分の行動が
受け入れられる範囲や距離感を探る情報収集の一環として、

わざとルールを破ったり言い訳をしたりする試し行動をとることがあります!

試し行動をする子どもの心理

不安緊張好奇心自己主張など、さまざまな感情が関与しています

不安や緊張は、
新しい環境や人間関係に適応しようとするときや、
愛情を確認したいときに生じるケースが一般的です

子どもは試し行動を通じて、
自分がどのように受け入れられるかや
相手を信頼してもよいのかを確かめようとします

好奇心から来る試し行動では、
子どもはどの程度までなら行動しても許されるか
どのような反応が得られるか、知りたがります

試し行動は、子どもが自己認識を深めるためのプロセスであり、
自己肯定感を高める役割も果たす行動です

また、自己主張の一環として試し行動が行われるケースも少なくありません

試し行動を通して、
周囲の大人の対応を見極め
自分の意志や感情を適切に表現する方法を学びます

試し行動の対応方法

下記は、子どもの試し行動へのNGな対処法です

  • 過剰に叱責する
  • 無視する
  • 乱暴な言葉や態度をとる
  • 子どもの気持ちを否定する
  • 感情的になりすぎる
  • その場その場で対応が異なり、一貫性がない
  • 他の子どもと比較して非難する

以上のような対応は子どもの心に傷を与え、試し行動の悪化につながりかねません

一方、対応が適切であれば、
試し行動が親や保育士と子どもの信頼関係を築くきっかけとなる場合もあります!

ここからは、子どもよ試し行動への正しい対処の方法を4つお伝えします

よいことといけないことを伝える

試し行動に対応する際は、
やってもよいこといけないこと明確に伝えることが大切です!

試し行動をする場合、
子ども自身が悪いと分かっていながら行うケースや
どこまでならよいかが分からず、エスカレートするケースがあります

まずは子どもを観察し
「悪さ」をどこまで認識しているかを見極めましょう!

次に、「本当にやってはいけないこと」の線引きをはっきりさせます

子どもがどのような感情や目的で試し行動を行っていても、

「ダメなものはダメ」と伝えておかなければ、
善悪の判断ができなくなる可能性もあります

説明は子どもの年齢や理解力に合わせて、分かりやすく行うことが重要です!

また、感情的にならず冷静に対応し、
子どもが反省や学びの機会を持てるようサポートしましょう

愛情を伝える

愛情を確認したいと感じている子どもが愛情を実感できれば、
試し行動の要因となる不安やストレスの軽減します

愛情の伝え方は、
抱きしめる一緒に遊ぶ話を聞く励ますなど
日常的なやりとりの中でもこまめに実践できます

特に、試し行動が起こった後に子どもを否定せず、
感情や行動の理解を示すことが重要です。

また、子どものよい行動や努力を褒めれば、
自己肯定感の向上も期待できます!

気持ちを受け止める

子どもの感情や不安を無視せず、話を聞いて理解しようとしたり、
大切に思っていることを態度で示したりすることで、子どもは安心を感じます

子どもの気持ちを受け止めることで、
試し行動の背後にある原因や問題を見つける手がかりが見えてくることもあります!

気持の受け止め方は、
子どもが話す際に目線を合わせて聞く相槌を打ちながら共感を示す
自然に収まるまでじっくりつき合うといった方法があります

スキンシップを増やす

子どもはスキンシップを通じて安心感や愛情を感じるため、
これまでよりも積極的に触れ合う時間をとると情緒が安定しやすくなります。

スキンシップは、
子どものストレスや不安を和らげるだけでなく、
親や保育士と子どもの信頼関係を築く手助けにもなります。

子どもからの要求がないときにもスキンシップをとることがポイントです!

ただし、子どもが本当に嫌がっているときは、強要しないように注意しましょう

まとめ

試し行動とは何か?子どもが試し行動をする要因、対応方法は、お分かりいただけましたか?

子どもの成長過程に見られる試し行動ですが
発達障がいや特性も合わさると見極めも対応も難しさがましますよね…

もし、この記事を読んでも見極めや対応が難しいという方は、
ばらの公式LINEよりご相談ください

それではまた、お会いしましょう!

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