自閉スペクトラム症(ASD)とは?

自閉症スペクトラム症(ADS)という発達障がいは、メディアなどでよく聞かれるようになりました

少し検索すると特徴などの情報があふれていて、
不安になられている親御さんもいらっしゃると思います

今回は、ASDの特徴やお子さんへのサポート方法についてご紹介します
詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください

自閉スペクトラム症の特徴

自閉スペクトラム症(ASD)は、一般に自閉症、アスペルガー障害などとして表現される
発達障がいです

主に以下のような特徴が挙げられています

  • 社会性の難しさやコミュニケーションの難しさ
  • 柔軟な行動をとっていくことの難しさ
  • 感覚過敏あるいは感覚鈍麻 など

特にコミュニケーションの問題においては、言葉のもつ意図の理解が苦手なことでおこりやすいです

例えば「ここでは、大きな声でのお話はご遠慮ください」という表記あったとします

「ここでは静かにしよう」と理解して対応すると思います

自閉スペクトラム症の子どものなかには、「大きな声の基準がわからない」とか「遠慮できない!」といった反応を示す場合もあります

また、「今手が離せないから、弟くん見てて」というお願いには
「一緒に遊んだり、泣いていれば抱っこしたりしてあげてね」という意図が含まれているはずです

しかし、意図の理解が難しいため、弟が何をしていてもただ眺めているということが
起こるかもしれません

スペクトラムとは

自閉スペクトラム症の「スペクトラム」という言葉には「連続体」という意味があります

連続体の中には、重度の知的障害をもつ人がいれば、発語がない自閉スペクトラム症の人もいたり、
知的能力が高い人もいたりと状態は人それぞれ違います

また、自閉スペクトラム症の特性について、明確な基準や境界線があるわけではなく、
コミュニケーションの苦手さのような特徴は、
発達障がいの有無にかかわらず、多くの人が少なからず感じることがあるかと思います

そのなかでも、診断名がつくということは、自閉スペクトラム症の特性によって、
日常生活を送るうえでの困難さなどが高いと状態と判断されたためです

自閉スペクトラム症の子どもへのサポート

自閉スペクトラム症を含む発達障がいは、「生まれつきの脳機能の偏り」です

急に発達障がいになる、ということはなく、
環境の変化などによって、これまであまりみられなかった特性の影響が大きくなり、
問題が生じることや、逆に環境の変化によって適応が改善されることもあります

大切なことは、さまざまな特性を理解し、特性とうまく付き合いながら生活していくことを目指す
という視点を持つことです

自閉スペクトラム症の特性には、知的な遅れの有無は含まれていません

小中学校の段階では、全般的な能力が求められるので、学校生活に困難さを感じたり、
不適応を感じたりすることもあるかもしれません。

その一方で、自分の得意なこと気づいて活かすことができるようになれば、
大学進学後や就職してから、自身の得意な能力を活かした専門分野などで
活躍されている方々はたくさんいらっしゃいます

そのためにも、できるだけ早いうちに、子どもの得意なところを伸ばしたり、
苦手なところを得意なところやその他のツールでカバーする方法を身に着けると良いでしょう

まとめ

自閉スペクトラム症についてお分かりいただけましたか?

お子さんの発達が気になる場合は、地域の保健センターや市役所、あるいは子ども発達支援センター、
幼保育園、学校の先生、小児科の先生などに、まずは相談してみるとよいです

いきなり専門機関に相談するのは緊張するという方は、
ばらの公式LINEよりご相談ください

それではまた、お会いしましょう

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