友達の輪の中にいても
一人浮いてしまっている…。
一緒にと遊びたいだけなのに、
相手を怒らせてしまう…。
そんな子どもの様子を見ていると、
親御さんも心配されることと思います。
今回は、発達障がいの子どもが
なぜ友達づきあいでつまづくのか、
また友達づきあいが
できるようになるために、
お家でできる練習法をご紹介します。
発達障がいの子どもの特性と友達づきあいが苦手な理由
まずは、
発達障がいの子どもに
見られがちな行動や思考の特性と
友達づきあいが苦手な理由から
ご紹介します。
発達障がいの子どもの特性とは?
発達障がいのなかでも
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもには、
以下の2つの特徴があります。
◆ コミュニケーションが独特
他人に対する関心が弱い場合があります。
また、自分で意図を読んで
相手の気持ちや状況を理解することが
苦手な場合があります。
◆ 特定のものごとやルールへの強いこだわり
強いこだわりの背景には、
自分が関心を持っていること、
自分のやり方やペースを維持することを
最優先したいという気持ちが見られます。
こだわりが強いメリットとして、
一定の分野では、高い能力を
発揮することができるのですが、
それ以外の分野は苦手になりがちです。
発達障がいの子どもが友達づきあいが苦手な理由
発達障がいの子どもは、
先ほどご紹介した特性があるため、
友達づきあいにおいて
非常にわがままなイメージを
持たれやすいです。
しかし、本当はわがままではありません。
わがままに見える言動は、
好きなことしか集中力がない
「過集中」や、
思い付きですぐに行動に移す
「衝動性」などが前面に出てしまい、
それらの特性を
自分でうまくコントロールできないことで
引き起こされています。
特性のコンロトールが
うまくできないことで見られる行動は
以下のようなものがあります。
- 順番を決めても遊具の順番を守れない
- 話し合って決めたことでも、
やりたくないことはやらない - 会話に割り込む
- ゲームのルールに関係なく、
自分のやり方をつらぬく
発達障がいの子どもにおすすめの友達づきあいの練習法
子ども自身は、
周囲を困らせようと
思っているわけではないので、
相手が怒る理由がわからず、
困っていたり、
輪の中へはいれなくなる可能性があります。
そこで、生きやすくするための
友達づきあいを
練習していくことが大切です。
友達の輪の中にいれば、
やがて友達ができるか?
といえば、
必ずしもそうでないはありません。
まずは、ママと1対1で
友達づきあいの練習をすることを
おすすめします。
その時のポイントは2つあります
1. ペースは完全に子どもに任せる
2. 成功体験を積んでもらう
できるだけ楽しく練習をすることが大切
なので、
トランプやだるまさんがころんだなど
ゲームをすることがおすすめです。
例えば、子どもが
ルールを守っていない時は
「あれ?ルールはどうだったかな?」と
考えさせ、
ルールを守れた時は
「そうそう、順番守れたね。
○○くんの次はお母さんの番だよね」と
認めるような声を
かけてあげたりすると良いです。
こうすることで、
順番やルールを守りながら
楽しむことが少しずつできるようになります。
子ども自身が
特性をコントロールすることは
難しいので、
焦らず根気強く楽しみながら
行うのがポイントです。
まとめ
発達障がいの子どもは、
他者との関わりが苦手で、
こだわりが強い特性があることから、
友達づきあいに
悩んでしまうことも多いです。
お家で練習しながら、
楽しく友達づきあいを
習得できると良いですね。
子どもの特性への理解を深めたい、
特性へのアプローチ方法を
見つけたいという方は、
ばらの公式LINEよりご相談ください。
それではまた、お会いしましょう!
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