必見!発達障がいの子どもの眠りの問題への対処法

発達障がいの子どもの不眠はよくある困りごとの一つです

子どもの健やかな成長には、良い眠りがとても大切になります

しかし、発達障がいの子どもたちは、夜、なかなか眠れなかったり、眠っても
夜中に何度も目を覚ましたりすることがあります

今回は、そんな子どもたちの不眠の困りごとについて、原因と対策についてご紹介します
同じように心配を抱えている親御さんは、ぜひ最後までお読みください

不眠の理由

なぜ、発達障がいの子どもたちは、不眠になりやすいのでしょうか?

その理由は発達障がいの特性によっていくつか考えられます!

例えば、自閉症スペクトラム症(ASD)の子どもたちは、
感覚過敏」の特性により、小さな音や光にも敏感に反応してしまうことがあります

また、寝具の感触が心地よくないと感じたり、温度感覚で不快感を感じる子もいます

ADHD(注意欠陥・多動性障害)の子どもたちは、じっとしているのが苦手なため、
夜も「脳の興奮状態」が続いてしまいます

そのため、眠りにつきにくいことがあります

ほかにも、不安になりやすい特性があり、
日中の出来事や翌日の心配事が頭から離れず、リラックスできないこともあります

さらに、「生活リズムの乱れ」も関係しています
毎日、同じ時間に起床・就寝ができず、体内時計が狂ってしまうことが
不眠の原因となることもあります

自閉スペクトラム症では50〜80%ADHDでは25〜50%睡眠障がいの合併
認めると言われています

脳内の神経伝達物質の偏りによる影響

◆ セロトニン・メラトニンなど睡眠に関連するホルモンの不足
発達障がいの子どもは、メラトニンの量や、セロトニン・メラトニンといったホルモンの元となる
トリプトファンの量が、 極端に多すぎたり少なすぎたりするのではないかと考えられています

体内時計をコントロールする、これらのホルモンの不足があると、
不眠や 概日リズム睡眠障害になりやすくなると考えられています

家庭でできる不眠の対処法

生活リズムを整える

早寝早起き朝食をしっかりとる昼寝させ過ぎない日中体を動かす
夕飯やお風呂の時間を見直すなど、まずは生活リズムを整える

入眠儀式をつくる

特性などによって、睡眠への切り替えが難しい場合は、入眠儀式をつくることで
スムーズに眠れるようになる場合もあります

寝る前に着替えて歯を磨く、絵本を読むなど、毎日同じ習慣や手順
眠りにつく決まりごとをつくります

そうすることで、寝るモードに気持ちが変わりやすくなることがあります

親子のスキンシップにもなるマッサージを、入眠儀式として取り入れてみるのもよいかもしれません

子どもがどんなことをすると眠りやすいか探しながら、合うものがあれば毎日繰り返し
「入眠儀式」にしていきましょう

 気分転換

どうしても寝つきが悪いときには無理に寝かせようとせず、思い切って起きるという方法もあります

一度部屋を明るくして布団の外に出てみたり、音楽をかけてみるのもよいでしょう

眠れないことで不安になり、寝ようと意識しすぎるとかえって興奮してしまい眠れなくなってしまう
場合もあるからです

寝る環境を整える

寝室の環境も睡眠に影響します

落ち着いて眠りにつける空間づくりと、朝起きやすくなる工夫が大切です

ベッドは日当たりのよい場所に置き、
遮光性のあるカーテンをして、朝決まった時間に開け、起床時に日光を浴びるようにします

インテリアは、淡い青や黄色、アースカラーなどの穏やかで落ち着いた色を
選ぶというのもよいかもしれません

不安を感じやすい場合や光に敏感な場合は、天井から布などを吊って高さを抑えた空間にしたり、
照明を和らげたりもできます

眠る時間には静かな環境をつくるとよいでしょう

また、重みのある寝具や、ぴったりと体に添う寝具などを取り入れると、
安心して眠れるようになる場合というもあります

北欧のスウェーデンやデンマークの病院では、作業療法士によってチェーンブランケットという掛け布団が保険処方されています

まとめ

不眠の理由と対処法についておわかりいただけましたか?

私の息子も不眠があり、日常生活に影響が出てしまうことがあります
家庭で工夫しても改善が難しい場合は、お薬の力をかりることも可能です

長く困っている場合は専門機関に相談しましょう

お子さんの特性への理解を深めたい、特性へのアプローチ方法を見つけたいという方は、
ばらの公式LINEよりご相談ください

それではまた、お会いしましょう!

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