聴覚情報処理障害(APD)とは?

  • 聞き返しや聞き間違いが多い
  • 雑音など聴取環境が悪い状況下での聞き取りが難しい
  • 口頭で言われたことは忘れてしまったり、理解しにくい
  • 早口や小さな声などは聞き取りにくい
  • 長い話になると注意して聞き続けるのが難しい
  • 視覚情報に比べて聴覚情報の聴取や理解が困難である 

お子さんのご様子で、このようなことをが気になったことはありませんか?

発達障がいの子は、耳で聞いて覚えることがとても苦手で、
相手の話す言葉を保持することがうまくできないことがあります

そういった場合に、目で見て覚えることが得意な場合があり、
文章などを読んだりするみて言葉を理解する力で聞いて言葉を理解する力を
カバーしていることが多いと言われています

今回は、その中でも特に聴覚情報処理障害について特徴と支援についてご紹介します
お子さんのご様子で気になることのある方は、ぜひ最後までお読みください

聴覚情報処理障害(APD)とは?

聴覚情報処理障害は、
半世紀にわたって研究されていますが、まだ明確に定義することが難しい障害です

聴力自体は正常にも関わらず、聴いた情報を正確に処理できない状態のことです

特に子どもたちの学習や日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があり、
子どものの2~3%にこの障害があると言われています

特徴

APDを持つ子どもたちは、以下のような特徴を示すことがあります

指示の理解が困難
 複数の指示を同時に理解することが難しい

背景騒音での聞き取り困難
 学校の教室のような騒がしい環境では、特に聞き取りが難しい

言語の処理遅延
 話された言葉の処理に時間がかかり、遅れて反応することがある

会話のフォローが困難
 会話の流れを追うのが難しく、しばしば話題についていけない

APDを持つ子への接し方

環境の調整
 騒音が少なく、聞き取りやすい環境を整えます

聴覚訓練
 聴覚情報の処理能力を高めるための特別な訓練をおこないます

教育的配慮
 学校では、先生が指示を繰り返したり、口頭指示だけでなく必ずプリントを用意するなどの
視覚的なサポートを提供したりすることが有効です

家庭での対応
 家庭でのコミュニケーションでは、はっきりゆっくり話す、一度に多くを喋らず指示を単純化する、視覚的な手がかりを使うなどの工夫をします

専門家との連携
 言語聴覚士や心理学者などの専門家と連携し、子どもに合ったサポートを取り入れます

まとめ

APDは、子どもの学習や日常生活に大きな影響を及ぼす可能性がありますが、
適切な理解とサポートによって、困難を軽減することができます

APDを持つ子どもたちが自分の可能性を最大限に発揮できるように、
一人ひとりのニーズに応じた支援を提供することが重要です

もし、この記事を読んでも見極めや対応が難しいという方は、
ばらの公式LINEよりご相談ください

それではまた、お会いしましょう!

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