
お子さんの困った行動が
どうしても目に付いてしまい、
ついつい叱ってしまう!
と悩んでいる親御さんは、
いらっしゃいませんか?
片づけをしない、宿題をしない、
野菜を食べない、
きょうだいとケンカをする…
特に発達障がいの子どもたちは、
親御さんの常識を
軽く飛び越えていきませんか?
そんなことが毎日、
何度も起きる日々…
どうしてこんなことするの?
どうして何度言っても
分かってくれないの?
イライラが積もりに積もって、
気づいた時には
言い過ぎてしまっている…
とっても後悔しますよね
今回は、
発達障がいの子どもへの叱り方
についてご紹介します
ついつい叱りすぎて
悩んでいる親御さんは、
ぜひ最後までお読みください
なぜ、ぐったりするほど叱る状況が起きるのか

発達障がいの子どもたちは、
叱られてもすぐに忘れてしまうことが
よくあります
また、叱られて一度は従えても、
他に興味が移ってやめてしまったり、
集中できなかったりすることがあります
だからこそ
何度も叱らなければならない状況に
なっているのです
また、子どもがテレビを見ているときに
話しかけても返事すらしない!
集中していて
全然聞こえていないという
経験のある親御さんも
いらっしゃると思います
文字通り聞こえていません!
発達障がいの子どものなかには、
「過集中」を起こしている子もいます
その場合、
何回も同じことを叱っていても、
子どもは「今初めて聞いたけど?」
という状況がおきます
発達障がいの子どもに対する上手な叱り方

発達障がいの子どもを叱るときには、
CCQというテクニックを
使うことが大切です
CCQとは、
以下3つの単語の頭文字を取ったものです
- C(Calm)=穏やかな声で
- C(Close)=子どもに近づいて
- Q(Quiet)=静かな声で
子どもを叱るときは、
我が子にわかって欲しいという
気持ちがあるため
ついヒートアップして
大きな声になってしまうことも
あるのではないでしょうか?
このような伝え方をすると
親御さんんに怒られた
子どもだけでなく、
子どもを怒ってしまった
親御さんも辛い気持ちに
なってしまいますよね
とくに発達障がいの子どもたちは
大きな音や人の感情に敏感です
大きな声で怒られると
親御さんのイライラした
気持ちが伝わり、
パニックを起こしてしまうことも
あるでしょう
叱る時は、
以下の3つのポイントを意識しながら、
CCQのテクニックを使うことが大切です
叱る基準を明確に決めておく
発達障がいの子どもを叱るときは、
叱る基準を明確に決めておくことが大切です
お子さんの基準でダメなことと、
親御さんの基準でダメなことは違います
親御さんの基準で
何でも叱ってしまうと
子どもにストレスがかかり、
パニックを起こしてしまう
可能性があります
例えば、他のおもちゃを
出したままにしてゲームで遊ばない、
予めゲームで遊ぶ時間を決めておいて、
その時間をオーバーした場合には
叱るなど
親子の間で約束を取り決めておき、
守れなかった場合に叱るようにしましょう
この他にも、自分や周囲の人を傷つけたり、
社会のルールを守れないときなども
叱る基準に当てはまります!
叱られている理由をきちんと伝える
子どもを叱る場合は
子どものどの行為が悪かったのか、
なぜ叱られているのかと
理由を具体的に伝えてください
叱られている理由を伝えずに
怖い顔をして大きな声を上げてしまっては、
子どもはなぜ叱られているのかを
理解できません
例えば、兄弟を叩いて
傷つけてしまうのはいけないこと、
お家に帰る時間を守れなかったから
注意しているなど、
明確な理由を伝えることが大切です
口で言っても理解できないときは「見える化」して伝える
発達障がいの子どもには
耳からの情報を受取るのが得意な子と、
目からの情報の方が理解しやすい子がいます
もし、口で言っても叱られている理由が
理解しにくい場合には、
約束事やルールなどを紙に書いて
「見える化」することをおすすめします
人の話を聞くのが苦手で
何度言っても受け入れられない子どもでも、
紙に書かれた言葉を
一度見るだけで伝わることもあります
食卓の横に「いただきます」
「ごちそうさまでした」と書かれた紙を
貼っておくだけでも、
子どもはルールを守れるようになります
発達障害の子どもには逆効果となる叱り方

発達障がいの子どもたちの中には、
大きな音や自分の体に触れられることに
敏感な子がいます
また、不安な気持ちを解消するために、
パニックを起こしてしまう子もいます
そのため、突然大きな声で怒られたり、
急に腕を掴んで叱られたりなど
大きな刺激を受けると
パニックを起こしてしまうのです
気持ちの切り替えが苦手な子も多いので、
何年も前の記憶が引き金となって
フラッシュバックを起こし、
新しいことにチャレンジする気持ちを
奪ってしまうこともあります
発達障がいの子どもを叱るときは、
大きな声をださずに
CCQのテクニックを
上手に取り入れることが大切です
まとめ
発達障がいの子どもの叱り方のポイントは
お分かりいただけましたか?
子どもの特性に合わせて、
叱る基準を決め、
「見える化」して伝わりやすい工夫をし、
叱る理由を具体的に伝えることを意識して
CCQテクニックを使えると良いですね
お子さんの特性への理解を深めたい、
特性へのアプローチ方法を
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それではまた、お会いしましょう!
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