人はそれぞれ
独自の個性と才能を持っています
発達障がいのあるお子さんを育てる親御さんや教育関係者の方々は、
日々、特別な課題に直面していることと思います
『発達障がい児への伝え方』についての理解は、
どうしたら最適なサポートができるのかを知ることが不可欠です
発達障がいのある子どもの抱える困難に寄り添い、
子どもの能力を引き出すための具体的な方法をご紹介します
親子でより良い関係を築いていきたい方は、最後までお読みください
発達障がい児との6つの関わり方
曖昧な表現や比喩は避ける
発達障がい児には、
例え話や抽象的な表現を理解するのが難しい場合があります
長期休みの初日に、息子へ「山のようにたくさんの宿題」があるから計画的にやろうと言うと
文字通りに受け取って「山になってないよ。このくらい」と冷静に1冊の問題集を渡されまし
「夏休みは40日で宿題は48ページあるよ」と明確で具体的な言葉で伝えることで、
理解しやすく、混乱を避けることができます
指示は簡潔に伝える
複雑な指示はとって理解しにくいです
一度に複数の指示を与えるのではなく、一つずつ、順番に伝えると効果的です
論理的に話す
論理的で一貫性のある話し方が理解しやすいと言われています
なぜかというと、
話の流れが予測しやすく、彼らに安心感を与えることができるからです
具体的な表現を使う
抽象的でイメージする必要のある表現よりも、
数字や程度などを使った具体的な表現を使うほうが伝わりやすいです
例えば、「明日」と言う代わりに「水曜日の朝」と言うなど、
より具体的でお互い同じ状況を思い浮かべることのできる表現がよいです
話しかけるタイミングを見計らう
子どもの中には集中している時に邪魔されると困惑したり、イライラしたりする子がいます
話しかける前に、子どもがリラックスしているか、目の前のことに没頭していないかをよく見て、
適切なタイミングで声をかけましょう
一貫性のある行動を心がける
一貫性のある行動は、見通しを立てるのが苦手な子にとって、安心感をもたらします
ルールや日常のルーチンが一定であること、言動が矛盾しないことが重要です
これにより、子どもが環境や人々の反応を予測しやすくなり、安心して行動できるようになります
発達障がい児と関わる際の7つのポイント
ここからは、発達障がい児とのコミュニケーションにおいて、
理解と支援を深めるための7つのポイントをご紹介します
本人の気持ちを否定しない
発達障がい児の感情や意見は、子ども自身とってとってもに大切です
子どもが表現する気持ちを否定せず、理解しようとする姿勢が重要です
必ずしも「私もそう思うよ」と同調する必要はありません
子どもの感情を「あなたは、そう感じたんだね」「そう感じることがあったら辛いよね」と
共感することで信頼関係を深めることができます
フィードバックはその場ですぐに!
フィードバックは、行動や言動が起こった直後に行うことが効果的です
そうすることで、子ども自身が自分の行動とその結果を直接関連付けることができ、
理解しやすくなります
話す前に、注意を引き付ける
話しかける前に、まず子どもの注意を引くことが大切です
- 名前を呼ぶ
- 軽く肩に触れる
- 子どもの視界に入る など
子どもの注意を引き付けてから話を始めることで、話しに集中しやすくなります
伝えたいことを落ち着いた声のトーンで話す
落ち着いた声のトーンと明確な言葉遣いで話すことが重要です
親が感情的になると
子どもが混乱しやすく、伝えたいことの本質を見失う可能性があります
大声で話しかけない
大きな声や厳しい言葉使いは、子どもを不安にさせることがあります
静かで穏やかなトーンで話すことが、安心感を保つ上で効果的です
肯定的な言葉を使う
肯定的な言葉遣いを心がけることが大切です
子どもの努力や成果を認め、ポジティブなフィードバックをすることで、
自己肯定感を育み、積極的な行動を促すことができます
絵カードなども活用する
聞いて理解するよりも見て理解することの方が得意な子には
言葉だけでなく、絵カードや視覚的なツールを使うことも効果的です
視覚的なサポートが理解しやすい子は多く、指示や情報を伝えるときの助けとなります
まとめ
発達障がいのある子どもとの関わりにおいて、
最も重要なのは、子どもの感情を尊重し、簡単で具体的な伝え方を心がけることです
また、親が感情的な言い方を避け、一貫性を持って接することで、
子どもたちが安心して聞くことができます。
これらの伝え方は、
子どもたちの自信を育み、社会に適応するための土台を築く上でとってもに大切なことです
お子さんの特性への理解を深めたい、特性へのアプローチ方法を見つけたいという方は、
ばらの公式LINEよりご相談ください
それではまた、お会いしましょう!
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